
Nikon1 V1 VR10-30mm 横須賀
芝生の向こうに近代的なガラス張りの建物が横須賀美術館。
後ろは森だけど、撮っている私の背景には海が広がっております。
ロケーション的にはバッチリの立地条件ですが
何しろここに来るにはバスか車しか無いんですよね

アラビア書道作品でエアーブラシという全く触れることのなかった
色の世界というものを、ちーとカジり
仕事先の専門学校にはイラスト科・グラフィック科という
それまで全く関わりも関心も無かった分野があり
じわりじわりとその世界に触れるような機会があると
何だか興味が湧いて来ちゃったのよね~。

ココ横須賀美術館の屋上にはこんな名所?が・・・
屋上のからの展望は素晴らしいです。
向こう岸の千葉県の房総半島が晴れるとクッキリと見えます。
今日は晴れたから見晴らしは良かったね~

で、ここで何が展示されていたかというと
36年もの月日を費やし情報誌「ぴあ」の表紙を描いて来た
’及川正通イラステレーションの世界’が催されており
私は最終日に行って参りました。
「ぴあ」と言ったら映画やライブの情報満載で
絶対に欠かせない存在だったんですよねネット社会になるまでは!
![1-2面_及川正通『ぴあ』最終[1]](https://blog-imgs-45-origin.fc2.com/r/e/s/resuko/20121216205901955.jpg)
ちょいと画像拝借させて頂きましたけど
このイラスト見て直ぐに分かる方は多いと思います。
及川正通氏は横須賀の’さいか屋’というデパートに16歳で入り
その後、寺山修司と出逢い「天井桟敷」のポスター手がけたりし
今のスタイルになった・・・
というのが分かった展示でしたね。
選りすぐり200点だったか展示されておりましたけど
1枚ずつ彼の例えば映画の表紙だったら映画の感想や
人物だったらそのエピソードとか
コメントが書かれており、全部読みながら見ていたら
1時間以上かかってしまいましたよ


VR30-110mm 屋上からの眺め
↑千葉がクッキリと見えております。
イラストって正直、あまり興味が今までに無く
未だにグラフィックとの違いが分からないでいます。
でも「ぴあ」だけは面白くってよく眺めもしたし
もちろん買ってはいたけど表紙をとっておくまでしなかったな~。
今回、改めて表紙の原画をず~っと見ていたら
その1枚に色んな要素と意味が描かれているという驚き。
そして、ユーモアや時には皮肉も加えられ
’ぷっ’と思わず笑ってしまうこと何枚もありましたね


目の前の海岸から
↑釣り人達の向こうには横浜のランドマークタワーが・・・
繊細な筆使いとエアーブラシ。
2000年からパソコンで色は付けているようですが
何と言うのかな、絵の中に込めた彼の想いというのは
「非常に深い」というのが伝わって来ました。
1枚で伝えなければいけない世界・・・
広告というのは難しいと思います。
何気なく見ているモノですけど
そこに伝える力があるのかどうかといのは
デザイナーの力量と人間性だというのが凄く分かった

遠かったけど、行って良かった~

ちょっと横須賀、続きます


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